妊娠中にきになることの一つが妊娠線です。
妊娠線とは、胎児が大きくなるに従って皮膚が伸びていきますが、真皮がその伸びるのについていけずに裂けてしまうことでできるものになります。

妊娠線の原因とは

皮膚が伸びることで、真皮や皮下組織が裂けてしまいます。
裂けたところから毛細血管が透けて見え、赤紫色の線状班が現れます。妊娠中は、ステロイドホルモンの分泌が増えるため、肌のターンオーバーを抑える効果があり、肌がスムーズにターンオーバーできないことで弾力性が失われて断裂しやすいのも原因の一つです。

お腹だけではなく、太ももや胸、お尻、二の腕など脂肪のつきやすい場所に出来やすいとされています。

妊娠線には保湿が大切

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妊娠線を予防するためには、クリームやオイルなどを使った保湿ケアが大切です
保湿を行える美容オイルなどはたくさんありますが、浸透性がよく保湿性が高いことから中でもホホバオイルがオススメだとされています。

ホホバオイルとは、アメリカの南西部やメキシコ、オーストラリアなどの砂漠に生息する多年草の植物であるホホバからとれたオイルです。安定性が高く酸化しにくいため、防腐剤などの添加物などが必要ないという特徴があります。

最も刺激の少ないオイルとも呼ばれており、人間の皮脂に近い成分のため浸透力と保湿力があり、皮脂のバランスを整えてターンオーバーをスムーズにする働きが期待できます。

そんなホホバオイルを使ってマッサージをすることで妊娠線を予防することが可能です。
やり方としては、入浴後清潔で体の温まった状態でまず、ローションや化粧水などを使って肌を保湿します。

ホホバオイルの使い方

保湿が終わったら、ホホバオイルを手にとって両手で温めます。温まったら、片手をヘソに当てて時計回りに円を描きながらお腹全体にオイルを塗っていきます。反対の手も同様にヘソに手を当てて逆時計回りで大きく円を描いて脇腹を中心にオイルを塗ります。

また、オイルを手のひらにとり、指先につけます。両手で脇から5回ほど円を描きながら恥骨に向かってオイルを2回伸ばしていきます。
両手でヘソの下から上、上から下に3回マッサージして、最後にヘソの下から子宮をなぞるようにしてヘソへ戻るのを2回行います。

このような方法で、お腹はケアをできますが、太ももやお尻、二の腕、胸なども出来やすい場所もしっかりケアしてきます。一日で妊娠線ができてしまうということもあるため、油断せずに毎日継続して行うことが予防には大切です。