妊娠によって女性の身体は急激に変化します。お腹や胸が大きくなっていく中で皮膚の下の真皮という組織が伸びに耐え切れず断裂してできた線を妊娠線と言います。
スイカの模様のようなその見た目やボコボコの手触りは美しいとはいえませんし、痒みや痛みを伴うことも。妊娠線予防は大切です。
妊娠線予防におすすめのケア
皮膚が急激な伸びに耐え切れずに起こるのが妊娠線である以上、予防方法というと皮膚を柔らかくしてやることが必要です。
そこでおすすめなのがクリームやオイルによるケアなのです。
お風呂上りの身体が温まって血流が良くなっているタイミングでオイルをたっぷり塗ってやってしなやかな皮膚を作りましょう。
予防のためのものですから、まだお腹が大きくなる前の妊娠初期段階から毎日の習慣としてしまいましょう。
オイルの選び方のポイント
オイルの選び方ですが、普段はお肌が丈夫なほうという女性でもホルモンバランスが崩れる妊娠中はデリケートになっているものです。刺激が少なく身体に優しいものを選びましょう。
お肌の様子を見ながら少量から使い始める方がいいです。油分のベースはさまざまですし、精油を使うことで香りがついたものもあります。自分の好みに合う使いやすいものを選びましょう。
匂いや使いやすさが好みに合わないものを毎日使い続けるのはストレスも溜まるのでお腹の赤ちゃんに良くはありません。塗ることで妊娠線予防とともにマッサージ効果・リラックス効果も得られるのです。
毎日たっぷり使うことが効果アップにつながるため、コストパフォーマンスの良さも重要です。
アンチエイジング効果のあるビタミンAやビタミンEなど配合されている商品などもあります。口コミも参考におすすめのものを選ぶようにしましょう。
クリームとオイルの違いと利用方法
手のひらにオイルを取ったら、両手でこすり合わせて温めてから塗ると、伸びが良くなりお肌になじみやすくなり効果的です。お腹周りを重点的に、わき腹やバスト・脇の辺りも出やすいので忘れずに塗ってあげましょう。
伸びがよく肌なじみはよいものの、べたつきが気になるという方もいるでしょう。最近はさらりとした感触のものも多く売られてはいますが、合わないようなら無理をせずクリームやローションを使うようにしましょう。
クリームの方が浸透力は優れています。一方、オイルは保湿力が抜群です。
部位によって変えたり、併用するなどしてうまく使いこなすようにしましょう。
妊娠出産後もきれいなママでいられるように、初期段階からしっかりケアしてやりましょう。