妊娠することで女性の身体は大きく変化します。

授乳に備えてバストも大きくなりますが、特にお腹は胎児が大きくなるにつれてどんどん大きく膨らんでいきます。双子や三つ子ともなるとかなりのサイズとなります。

お腹が膨らんでいく中で心配なのが妊娠線です。皮膚の下にある真皮という組織が、皮膚の伸びに耐え切れずに断裂してしまうことで妊娠線はできます。

膨らんだお腹にその線はまるですいかのようで、できれば予防したいものです。痒みや傷みが出る場合もあります。

妊娠線を防ぐにはお肌の伸びをよくすることが大切

専用のクリームやオイル・ローションなどがあるので塗ってやるようにしましょう。

すでにお腹が大きくなってしまってから塗っても意味がありません。まだお腹が膨らみ始める前、妊娠初期の段階で毎日のお風呂のあとに習慣化できればいいですね。

ハーブなどの香りが付いているような商品もありますし、やさしくお腹をマッサージしてやることはリラックス効果もあり、お腹の赤ちゃんに話しかけながら塗るようにすれば胎児へも良い影響を与えてくれることになるでしょう。

多くの場合、妊娠後期のかなりお腹が大きくなる時期にでき始めるものですが、個人差があります。妊娠中期にはでき始めたという方もいますし、全体の2パーセント程度とはいえ初期段階ですでにでき始めていた方だっています。

お腹の赤ちゃんが大きくなり、皮膚ががんばって伸びようという時期に妊娠線はできるので、お母さんは赤ちゃんの成長を妨げないようにしっかり外側からオイルやクリームでケアしてやる必要があるのです。

クリームやローションには乾燥を防ぐ効果もあり

お肌が乾燥していると出来やすいとも言われているので、日頃から保湿を心がけるようにしましょう。

つわりが終わって胎児が大きくなっていくとお腹もすくようになり太りすぎで病院から注意される方もいるでしょう。

胎児が大きくならなくても妊婦さんの方が太ることでも皮膚は伸びていきます。
太りすぎに注意することも予防になります。

継続してケアすることが大切

自身の母親も妊娠線を持っているという方は体質的に自分自身も妊娠線ができやすいという場合もあります。そういった方は更に早めに念入りにケアした方がよいでしょう。

出産してお腹がしぼんでしまったらもうケアの必要はないように思われがちですが、引っ張られた皮膚が急激に縮む中で妊娠線が目立ってくるケースもあります。

出産後も油断はできません。
しばらくはケアを続ける必要があります。