妊娠すると体のケアとして気になるのは妊娠線です。妊娠中に何もケアをしないと出産後、お腹周りになかなか消えない妊娠線が残ってしまいます。一度、跡となってしまうとなかなか消えないため、出産後にきちんとケアをしておけば良かったと後悔する方は大勢います。

では、いつからどのようなケアをすれば、妊娠線を作らずにすむのでしょうか。

妊娠線ができる仕組み

まずはなぜ妊娠線ができるのか、そのメカニズムから簡単に説明します。

女性は妊娠が進むにつれ、急激にお腹が大きくなります。普通、皮膚には柔軟性があり、多少伸びたり太るだけでは何も跡はできません。

しかし妊娠中のお腹の成長は皮膚の成長よりも早く、しかもどんどん大きくなるため肌細胞がその成長についていけずに傷つき、そのダメージが大きいため産後、お腹の大きさが元に戻っても跡が残ってしまうのです。

どのようなケアをすれば良いのか

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では、妊娠線を作らないためにはどのような方法が有効なのでしょうか。
お腹の成長を止めることはできません。では、どのような方法が良いのかというと、クリームやオイルなどを使って保湿することです。

肌は乾燥すればするほどダメージを受けやすくなります。
そのためしっかりと保湿することで肌へのダメージを軽減し、皮膚が深く傷つくことを防ぐことができるのです。

そして妊婦さん向けの保湿クリームやオイルも数多くあります。
これらを毎日使うことで出産後の跡を予防することができます。

また、妊娠中は女性の肌は敏感にいます。
そのため、なるべく無添加で肌に優しいものを使うことをおすすめします。

また、オイルやクリーム、ジェルなどがありますが、自分が使いやすいものを使うとストレスなく産後まで使うことができます。

いつから始めればいいのか

では、妊娠線ケアはいつから始めればいいのかというと妊娠が分かった初期から始めることがおすすめです。

妊娠によるお腹の成長には個人差があります。大抵は妊娠初期に少しふっくらとしてきて、中期に入ると急激に大きくなります。そのため妊娠初期から保湿することで少しずつ大きくなるお腹に備えることができるのです。

しかし、妊娠初期はホルモンバランスの変化もあり、一番デリケートな時期です。
匂いや感触にも敏感なためクリームやオイルをなかなか使いづらいという方もいます。
そのような場合は無理せずに中期から使うことでも十分に予防することはてきます。ただ、可能ならやはり初期から使うことがおすすめです。