妊娠線は、一度できてしまうとなかなか消えないやっかいな存在です。
臨月にはいってお腹がむずむずとかゆくなったと思ったら、ある日突然赤い妊娠線ができてしまうというケースも少なくありません。
最近ではストレッチマークとも呼ばれていますが、マッサージや保湿を行うことで、予防することができます。
妊娠線の原因
妊娠中、急激に体重が増加してしまうと、皮膚も急激に伸縮を起こすことになります。この伸縮に、皮下組織の一部がついていくことができずに、断裂してしまい、赤紫色の皮膚線状の妊娠線ができてしまいます。
特に、体重の増加が12kg以上になると注意が必要で、乾燥肌の人は、皮下組織の柔軟性が低く、できやすいといえますから、日頃からマッサージオイルを使って、保湿を行い、皮膚の柔軟性を高めることが大事です。
妊娠線ができやすい人と予防方法
乾燥肌の人や急激な体重増加意外にも、多胎妊娠や、経産婦の人も注意が必要です。
双子や三つ子を妊娠すると、一人を妊娠した時よりもお腹が大きくなり、皮下組織の伸縮率があがります。また、二人目や三人目を妊娠している経産婦も、以前の妊娠によって皮下組織がほかの皮膚よりも弱くなっていますから、よりいっそう、皮膚の断裂がおこりやすくなってしまいます。
このように、妊娠線ができやすい人は、特に日頃から予防に気をつけることが大切です。
もっとも効果的な予防法は、マッサージです。
日頃から保湿を心がけて、マッサージを行って血行をよくすることが大事です。
妊娠線は、お腹の上部よりも下腹部にできやすく、自分ではみえにくい部分ですから、鏡でチェックしたり、パートナーに見てもらうとよいでしょう。
産後に消す方法
一度妊娠せんができてしまうと、なかなか簡単には消えません。
私達の皮膚は、表皮、真皮、皮下組織の三層でできていて、妊娠によって急激に大きくなるお腹に皮膚がついていけず、樋か組織が断裂してしまい、できてしまいます。
そのため、できてしまった妊娠せんには、保湿と柔軟性が大切です。
できてしまった妊娠せんを消す方法は、手術、専用もボディクリーム、ダーマローラーなどいくつかの方法があります。
レーザー治療は、患部にレーザーを照射して、真皮や皮下組織の再生をはかるもので、高い効果があります。レーザーを照射することで、コラーゲンの再生を促進し、なめらかにすることができます。
専用ボディクリームは、肌の保湿を保ち症状を改善していきます。
ダーマローラーは、針のついているローラーを患部に転がすことで、表皮や真皮に無数の針穴をつけて、自然治癒力を利用した治療法です。