妊娠中には、様々なマイナートラブルがあらわれやすくなります。
そのため、肌荒れや乾燥などの症状もあらわれやすくなりますが、対策することで防ぐことは可能です。
妊娠中の肌荒れや乾燥の原因
妊娠中は、生理前の症状ともよく似ていますが、生理時の様々な症状は生理が終われば治まりますが、妊娠期間中は長いため症状があらわれる期間も長くなります。
肌荒れや乾燥の一番の原因は、ホルモンバランスの変化です。
赤ちゃんの成長により必要なホルモンが出産まで分泌され続けますが、通常のバランスとは異なるため、肌の水分量が崩れやすくなります。
さらに、母体から赤ちゃんへと水分がいってしまうため、母親は水分不足になりやすく肌荒れを引き起こしやすくなります。
生活リズムを整える
妊娠するとホルモンバランスが乱れやすくなります。その状態で生活リズムを乱れてしまっては、さらにホルモンバランスの乱れを助長することになります。
肌の回復を行う成長ホルモンは、夜の10時から深夜2時の間にかけての睡眠中に活発に分泌されます。赤ちゃんが生れれば自然と夜型の生活リズムから朝型の生活リズムへと変えていく必要があるため、早寝早起きの習慣を今のうちから身につけるようにします。
また、つわりの時期は、特定の食べ物しか食べられなかったり、何を食べても吐いてしまう人もいます。食事の好みも変わり、食べる量も一定しませんが、栄養不足から肌荒れや乾燥を引き起こすことになるため、つわりがつらい時期でもできるだけ栄養バランスを考えた食事を心がけます。
スキンケアを見直す
ホルモンバランスの変化により普段以上に肌は敏感になっています。妊娠中の肌トラブルを起こさないようにするためには、スキンケアも見直す必要があります。
普段以上に肌が敏感になっている状態でいつも通りのスキンケアを行っていては肌トラブルを引き起こすリスクが高まります。
化粧品に含まれている成分でも刺激を感じてしまい肌トラブルを起こすことがあるため、敏感肌用などの刺激の少ないものへと切り替えることです。
また、妊娠中は、女性ホルモンであるプロゲステロンの影響により皮脂の分泌量が多くなっています。皮脂の分泌量が多く成れば、ニキビや吹き出物ができやすい環境になるため、洗顔では余分な皮脂を取り除きつつ、肌に必要な潤いは残せるように洗顔料も見直すようにします。
水分不足に陥りがちな時期でもあるため、洗顔後には、保湿をしっかりと行います。