妊娠中、お腹が大きくなるにつれて気になってくるのが妊娠線。だんだんとお腹が大きくなり、痒みを感じたり、ヒリヒリと傷が出来たように痛みを感じたりする場合もあります。

「妊娠線が痛い」のにはどんな原因があるのでしょうか?

また妊娠線が出来るのを防ぎ、出来た場合痛みを軽減したり治したりする方法についてご紹介します。

妊娠線が痛い・・・どんな原因があるの?

妊娠線は、妊娠中にお腹が大きくなるにつれて皮膚の下にある真皮が裂けてしまい、皮膚内部に出来る傷のことです。皮膚が伸びることで乾燥が起こり、痒みが伴うことが多くありますが、痛みを感じるほどではない方がほとんどです。

しかしながら線が大きく、皮膚の深い部分に出来てしまった場合、痒みだけでなく痛みを感じることもあります。また、痛みの他にも痺れるような感じや皮膚の感覚が無くなるような状態もあり、こういった症状は皮膚の神経が切断されることで起こります。

また人によって痛みを様々です。慢性的にヒリヒリと痛む場合や、水に浸かった時だけ痛む場合等、人によって痛む頻度や程度、痛みが継続する期間にも差があります。

こういった痛みは、産後にお腹が回復してくると共に軽減していきます。
産後の6~12カ月程度で痛み治まり、気にならなくなる場合が多いようです。

早く治すためにはどんなことをしたらいいの?

では出来てしまった場合、どのような対策を行えばいいのでしょうか?

妊娠線の痛みは皮膚内部から来るものですので、皮膚の内部に存在する傷の状態を改善していくことが痛みを防ぐことに繋がります。

妊娠中は、体力的にも精神的にも辛い時ですので、出来るだけ身体に負担をかけることは避けましょう。あらかじめ、出来る前からセルフケアを行なっておくことで、こうした身体への負担を軽減することが可能です。

特に保湿を行うことは重要です。

肌が乾燥していると傷が悪化しやすく痛みを感じる原因になってしまいますので、予防の意味もこめて、妊娠後早いうちから保湿クリーム等でお腹周りを保湿する習慣をつけておきましょう。また痛みを感じる場合は保湿で痛みを軽減することも可能です。

妊娠線を悪化させない生活とは?

痛い妊娠線を防ぐには生活習慣も重要です。

皮膚のターンオーバーを早めることで、傷は早く修復されますので身体の代謝を上げるような生活を送ることが良いと言えるでしょう。

妊娠中はストレスを溜めこまず気分転換やリフレッシュを行うこと、栄養バランスの取れた食事を心掛けること、運動不足にならないようにすること等、基盤となる生活を整えていくことだけでも身体の代謝は上がります。

また先ほどの保湿クリームの効果を高めるマッサージを行う等でも更なる代謝アップが望めます。