妊娠後期には赤ちゃんがぐんぐん成長するので、お腹も比例して大きくなっていきます。
それによって皮膚が引っ張られ、腹部にかゆみを感じることがあります。

これを妊娠性掻痒と言い、妊娠後期になりやすい傾向があります。

妊娠後期にお腹がかゆくなるのはなぜ?

お腹が大きくなってくると皮膚が引っ張られるので、放っておくと妊娠線ができてしまうこともあります。

他の原因としては、肌の乾燥が考えられます。妊娠中は肌が敏感になり乾燥しやすくなるので、普段なら乾燥が気にならなかった腹部も、妊娠中は乾燥してしまうこともあるようです。

特に、妊婦さんは服の上から腹部を擦ることが多いので、その摩擦でより肌が乾燥してしまいます。お腹がかゆいと感じたら、妊娠線ができるかもしれないサインだと考えていいでしょう。

気になって掻いたりすると、より妊娠線ができやすくなってしまいます。
かゆいと感じたらしっかりとケアして妊娠線ができないようにしましょう。

お腹のかゆみに効果的な予防ケアは?

お腹に保湿クリームをしっかりと塗って皮膚を柔軟にしておくことが妊娠線予防には効果的です。妊娠中は肌が敏感なのでクリーム選びが重要です。

今まで使っていたクリームでも、塗ったときにヒリヒリしたり、かゆいと感じることもあるでしょう。なるべく肌に優しい成分のクリームを選んで使うようにすると良いでしょう。

もし、クリームを塗った後に激しいかゆみが出るようなことがあれば、お医者さんに相談しましょう。

日常生活でできるかゆみ対策は?

簡単にできる対策としては、普段の食事で肌のバリア機能を高めるコラーゲンやビタミンを多く取るようにする事です。

ビタミンの豊富な野菜やくだものを意識して取るようにしましょう。コラーゲンは鳥の皮や豚足などに多く含まれていますが、取るのが難しい場合はサプリメントを上手に活用しましょう。

身体を洗うときになるべく肌に負担を掛けないように、石鹸や洗い方にこだわりましょう。スポンジでゴシゴシ擦ると肌にダメージを与えてしまいます。しっかりと石鹸を泡立てて泡で優しく撫でるように洗いましょう。

特にお腹周りは注意して優しく洗ってください。石鹸も肌に優しい低刺激なものを選ぶと良いでしょう。お風呂に長時間浸かってしまうと身体が熱くなり、より肌のかゆみを感じやすくなってしまいます。

かゆみのひどいどきは、長湯を避けるようにしましょう。
また、お風呂から出たときも肌はタオルでトントンと優しく拭くように心がけましょう。