妊娠は喜ばしいことですが、妊娠中はホルモンバランスの影響などによって肌の状態が異なってくるため、きちんとケアしなければ妊娠線になってしまうことがあるため注意が必要です。
妊娠線とは
妊婦になると気になるのが、妊娠線です。
妊娠線は、胎児が大きくなるのに従って皮膚が伸びることで、真皮や皮下組織が裂けてしまうことでできる線状班になります。
妊婦は、通常とはホルモンバランスが異なりステロイドホルモンの分泌が多くなります。このホルモンは肌のターンオーバーを抑制する働きがあることから、肌の弾力がなくなることも妊娠線ができる原因のひとつです。
胎児のいるお腹だけではなく、お尻や太もも、二の腕、バストなど脂肪がつきやすい場所にも妊娠線は出来てしまいます。
ケア用品の選び方
このような妊娠線を予防するためには保湿力の高いクリームやオイルを使ってケアしていくことが必要です。
クリームやオイルの選び方としては、保湿力だけではなく肌が敏感になるため肌に優しい低刺激なもので、値段を気にせず毎日たっぷり使えるコスパの良いものを選んでいくことが良いとされています。様々な商品が販売されているため、自分にあったものを選んでいきます。
妊婦のお腹などのマッサージの仕方
クリームやオイルを選んだらお腹やお尻、足などをマッサージしていくことでより効果的に予防につなげることができます。
マッサージのやり方としては、お腹の場合は入浴後の水分が残っている状態の時に、クリームやオイルを手にとって温め、お腹全体に塗っていきます。
円を描くように時計回りに塗ったら、次に逆時計回りに円を描きます。
この時脇腹などもきちんとマッサージします。
指先にまたクリームなどを指先につけたら、下腹部を横方向に円を描くように念入りにマッサージを行います。
お尻と足は同時に行っていきます。クリームなどを手に取ったら体温で温めて腰骨のあたりから太ももに向かって手のひらをスライドさせます。お尻の下に手を回したら抱え込むように、下から上に持ち上げていきます。これを5回ほど繰り返します。
太ももはまたクリームなどをつけて手のひらで温め、片足を椅子などに置いたら付け根から膝に向かってリンパを流すようにします。太ももの裏側までしっかり塗ったら、両手で雑巾を絞るように揉みほぐしていきます。両足を行って完了です。
他にも、バストや二の腕なども出来やすいためしっかりケアやマッサージを行うことが大切です。