妊娠線はお腹に出来るものだというイメージがありますが、お尻や太ももにも出来てしまいます。
ここまでは広く知られているのですが、実は胸にも妊娠線が出来てしまうのです
妊娠線ができる原因とは?
妊娠線は人によってできる時期は違いますが、妊娠中期以降に出来てしまう人が多いと言われています。
この時期は赤ちゃんが大きく成長するタイミングですが、その成長によって急激にお母さんのお腹の皮膚が引っ張られてしまい、角質層の下にある真皮が伸びきることができなくて断裂したことで出来てしまいます。
その傷が肌の表面から見えるようになってしまっているのです。
また、赤ちゃんの成長だけではなく、お母さんの体重が増えてしまったことも原因です。急激に太ってしまった人に出来る肉割れと同じように脂肪が増えたことで出来てしまうこともあります。
なぜ胸にも出来てしまうの?
妊娠すると大きくなるのは赤ちゃんがいるお腹だけではありません。
出産後に赤ちゃんに母乳を与えるために胸も大きくなって行き、人によっては2カップほどバストアップするという人もいるほどです。
個人差はありますが、短期間のうちに胸も大きくなってしまうため、真皮がその成長スピードについていけずに妊娠線が出来てしまうのです。
この線は赤ちゃんに授乳を始めてから出来てしまう人も多く、その場合には授乳線とも呼ばれています。
授乳線の場合も原因は同じで赤ちゃんの食事である母乳を作るために乳腺が発達していきますので、授乳線が出来てしまうのです。
胸の妊娠線を防ぐためには?
胸に妊娠線ができるのを防ぐためには、お腹の妊娠線同様のケアを行うようにしましょう。
乾燥を防いで皮膚が急激な身体の変化に耐えて伸びることができるようにしっかりと保湿を行ったり、急激に体重が増えないように食べるものにも気を付けるようにします。
特に食べつわりの場合には何かを口に入れたくなってしまいますが、1日3度の食事にこだわるのではなく、小刻みに食事を1食の2分の1、3分の1の量を食べることで全体的な食事の量を抑えながらつわりを軽減させることが可能になります。
また、下着をマタニティ用のゆったりとしたものに変えるのも1つの方法です。
今までつけていた下着では小さいなと感じるようならば、それは皮膚を締め付けて血行を悪化させ、肌に乾燥を引き起こすきっかけになりかねません。マタニティ用の下着など、サイズの変化に合わせてつけるようにすることも予防策だと言えます。